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2017.11.01

[040] デザイナーと思想家のお金の話 -後編- 『果たしてニートは悪いのか』

takemitsuan

デザイナー(タケミツアン)と思想家(takeru)が
サブカルチャーについてカジュアルに話します。
Podcastで配信中です。

takeru

前回の放送「デザイナーと思想家のお金の話 -前編- 『幸福の限界は750万円!?』」の続きです。

AIが発達したら働く必要はない?

前回の終わりでニートみたいなことを言ってみたんだけど、果たしてニートは悪いのか
本当に働く必要があるのかというのを最近すごい考えていて。

ちきりんさんのインタビューを聞いたら、自分の考えにすごく近かった。
そして、自分の考えよりも踏み込んだ内容について書かれていたから、さらに見解が深まった。
端的にまとめるとこれから人類は働かなくなるという話。

最近よく話題に上がるAIが発達して仕事がなくなる、それに危機感があるという話があるよね。
でも、働くなくていいなら良い未来じゃんと思う。
一方で、何かしていないとダメになるという人は多くて、自分から何かすることが出来ない人が圧倒的に多い中で、仕事は尻を叩く一つだと思ってる。
だから、仕事がなくなったら崩れ落ちる人がたくさん出ると思ってた。

そこにちきりんさんの「そういう人がいなくなるのは自然な事」という言葉に、なるほど、と。

おぉ……過激だ。

また別の話で、スケールが大きくなって人類の繁栄的な話になるんだけど(笑)
今までは人類(種)の多様性を許容・担保するために、国家が法律や制度で管理してきて。
地球や環境が変わっても人類が滅びないように、現在の優劣だけではなく多様性を残しつつ増えることが人間には必要だったわけ。
でも、もうその必要もないのではないかと。

なるほど。減っても良いと。

そもそも、お金の仕組みとイコールである、仕事の成り立ち、つまり世界に富を増やすための話をしたい。
以前読んだお金をもらうことに罪悪感がある人の相談への回答が秀逸だったんだよね。

富という物は、増える物なのだよ。そのメカニズムを説明いたしましょう。

たとえば、世界に二人(A君とB君)しか人間がいないとしよう。そして、1万円札が1枚だけあるとしよう。この時点では、世界全体の富の合計金額は、たったの1万円ということになる。

最初、A君が1万円札を持っていたとしよう。B君はそれが欲しかったので、A君のために家を作ってあげて、A君に1万円で売ってあげた。その結果、今度はB君が1万円札の所有者となった。A君の手からは1万円札が失われたが、かわりに家が残った。この時点で世界全体の富の合計金額は2万円ということになります。(1万円札+1万円相当の家)

次に、A君くんは、ふたたび1万円札が欲しいと思い、B君のために家を作ってあげてB君に1万円で売ってあげた。その結果、今度はA君は1万円札と家の所有者となった。B君の手からは1万円札が失われたが、かわりに家が残った。この時点で世界全体の富の合計金額は3万円ということになります。(1万円札+1万円相当の家が2軒)

こうして、A君とB君との間を1万円札が行ったり来たりするたびに、A君とB君の手元には、様々な不動産や価値ある品物が増えていった。(つまり世界全体の富の合計金額が増えていった)

端的にいうと、仕事によって「今まで存在していたお金」と「仕事の成果物」ができる。それを繰り返すことで世界が豊かになっていく。
つまり、お金をもらうことは正しいことなんだと。

この話にAIを反映すると、AIが発揮できる人間の力を大幅に超えた処理能力で富は勝手に生まれてくるんじゃないかと。
そうしたら人間が富を生む必要はないから、働く必要もないし、働かない=(イコール)悪の考えは変わっていくべきじゃないかと。

なるほど。
ただ、我々はちょうどAIに仕事が取って代わられる段階にぶつかる気がする。

どうだろう……。
時代は2〜30年くらいで動いて、前のターニングポイントがインターネットの普及で、次がAIだと思ってる。

そう。その2〜30年にちょうどぶつかる世代の話。
大局的に見ればAIが普及して働く必要がなくなるんだけど、その前にAIに仕事が取られるだけという転換期があるはず。
いま仕事がなくなる不安を抱いている人は、その転換期にちょうど当たりそうな人だと思う。
もちろん、AIが普及するためには必要なフェーズなんだろうけど……。
普及しきる時期については考慮しないといけない気がする。

割と早い段階で普及すると思う。
人類の進化はインターネットが普及して格段に早くなった。
そして、その変化の早さに過去がついていけなくなるほどに、これから倍々のスピードで進化していくと言われている。
……自分の話をしようと思ってたのに、結局ちきりんさんの話になってしまった(笑)

fintech

話をお金に戻して、takeruさんのさっき言ってた未来への第一歩としてfintechがここ数年盛り上がってるよね。
takeruさんは何か使ってる?

類似するものでpaypalとかネット銀行くらいかな。

日本でも色々なサービスが始まったし、最近盛り上がってる仮想通貨もインターネットが発達しなかったら存在しなかったよね。
さっきのAIに関連するとAI投資もだけど、どんどんサービスが作られている。

もちろん、今まで利権や法律で固められてた分野に参入してるから今後どうなるか分からないものもあるんだけど、界隈が盛り上がるためにも積極的に使っていきたいなと思ってる。
今では有名なUberやAirbnbも法律的にはギリギリのところを責めていたけど、みんなが使うことで知名度も上がったし、ルールも明確化してきた。

どんどん使っていけと。

夢があるよね。
クレジットカードを使って便利になったと感じたけど、今後クレジットカードすら必要なくなる可能性もある。
どんどん身軽になれる。

中国とかはすでにすごい進歩してるよね。
無人のコンビニとか。

ただ、お金に対するリテラシーが低い人をターゲットにした良くないサービスもあるよね。
そういうサービスが悪い意味で話題になってしまうと、fintech自体が悪いものという印象を受けてしまう可能性があるから不安だよね。

お金とマナーについての話になってきたね。
倫理感を持てと。

さっきの支出を把握することをはじめ、もうちょっとお金について認識してみるのも良いのでないかと思う。
お金ってそんなに悪いものじゃない。

それ。
そのキーワードに関して一番喋りたかったことがあるけど、もう時間だから話しません(笑)

結局、我々がどういうことを意識してお金を使ってるかとかは話せてないからね(笑)
その辺りはまた機会があったら話そうか。

放送の全編はこちら

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takemitsuan

タケミツアン

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Twitterでポエムみたいなものを書いています。
Podcast界の哲学・思想家。
エレキベースを中心にした音楽ブログEat the Bassを運営。月間25万PVを記録。

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