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2017.09.29

[032] デザイナーと思想家が語るアニメ版「交響詩編エウレカセブン」入門 -後編-

takemitsuan

デザイナー(タケミツアン)と思想家(takeru)が
サブカルチャーについてカジュアルに話します。
Podcastで配信中です。

takeru

前回の放送デザイナーと思想家が語るアニメ版「交響詩編エウレカセブン」入門 -前編-の続きです。

エウレカセブンが作られた経緯

エウレカセブンは打倒エヴァンゲリオンを掲げて作られたんだって。

そうだったんだ!?

だから似ている部分は結構あるんだけど、単純になぞるのではなくて、その要素を活かして構成されている。
ちゃんとエウレカセブンとしてオリジナリティが出るように作られている。

エウレカセブンの音楽と佐藤大

エウレカセブンは音楽も特徴的だよね。
作中でテクノが流れているし、タイトルも洋楽からとってきてる。

挿入歌もアニメでらしくない曲が使われているよね。
スーパーカーだったり電気グルーブだったり。

登場人物の名前も音楽にちなんだものが多い。
主人公のレントンや姉のダイアンの名前も映画『トレインスポッティング』からとられているし、機体のLFOやKLFなどもシンセ機能の名称だし。

これがなぜかというと脚本の佐藤大さんが、テクノ系の作曲もやる人だから。
音楽に通じているからこそ、作品と音楽を混ぜられたんだと思う。

作品とBGMの親和性が高いよね。

吉田健一のイラストの魅力

話は少し飛ぶけど、キャラクターデザインを担当している吉田健一のイラストもちょっと暖かい独特な雰囲気があって素敵。
アニメで特徴的なシーンや作中の写真の絵は大体吉田さんのもの。

作品のキービジュアルやパッケージ周りのイラストは印象的だよね。

エウレカセブンのパッケージデザイン

イラストから派生して、デザインの話をしようと思う。
放送から10年以上経つけど、今見ても全く色褪せない。

すごくスタイリッシュだよね。

デザイナーはアニメ界隈のデザインで有名な草野剛さんなんだけど、すごく強度の高いデザイン。
特にアルバムのデザインが素晴らしい。

交響詩篇エウレカセブン ORIGINAL SOUNDTRACK 1

ラフ画が大きく載ってて、文字が小さく入ってる。
アニメだと、世界観を補強するためにデザインで飾ったりするんだけど、そういう装飾が全くない。
フォントもHelveticaとゴシックMB101というメジャーで飾り気のないものを使って、すごく余白をとってる。

すごくシンプルだよね。

イラストやキャラクターの魅力を引き算で際立たせるデザイン。
草野さんのインタビュー記事を読んだんだけど、大人が家に置いておいても違和感がないデザインを目指したみたい。

作中で出てくる雑誌「Rayout」も普通にかっこいい。

コンテンツもパッケージもこんなに年月が経っても色褪せないというのは凄いことだと思う。

エウレカセブンで好きな話

26話の『モーニンググローリー』かな。
家出をしたレントンが、旅をした後にエウレカと再び出会うところ。

分かる。
この話の前後も含めた一連の流れは本当に素晴らしい。
毎回泣いてる。

この話の一番象徴的な場面でスーパーカーの『STORYWRITER』が流れるんだけど、本当に感動する。

自分は48話の『バレエ・メカニック』。
レントン・エウレカと対になっている存在、ドミニク・アネモネの関係が一区切りする話。
個人的には最終回よりもクライマックス。

冒頭から泣かせにくるよね。

アネモネの語りから入るんだよね。
もうここがクライマックス。

放送から12年経っているし、一年分なので見るのが大変かもしれないけど、間違いなく面白い作品です。
ぜひ見て欲しいです。

放送ではその他にも、

  • takeruが新劇場版に期待している理由

  • タケミツアンが感じる最終回の不満

  • 冒頭の語り部分から考えるレントンの成長

について話しています。

放送の全編はこちら

takemitsuan

タケミツアン

デザインをしています。
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Twitterでポエムみたいなものを書いています。
Podcast界の哲学・思想家。
エレキベースを中心にした音楽ブログEat the Bassを運営。月間25万PVを記録。

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